イチから勉強し直します。

ある日突然1億2324万3131円の負債を背負わされ、人生リセットを余儀なくされた30代独身男フリーランスの実録とか、を書くつもりだった。

僕が1億2千万円の借金を背負った理由を10行でまとめてみた。

こんにちは。2015年末、ある日突然1億2千万円の借金を背負った男、逆・億男(さか・おっくまん)です。


まずは、初記事を読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。

ockman-saka.hateblo.jp


また、こんなヒヨっ子ブログ書きの記事をどこから探してきたのか、Twitterで「今後が楽しみ」と言ってくださる方まで!


一応、僕のTwitterアカウントは @ockman_saka です。よろしければ、ぜひフォローをば。



さて。最初の記事から日が開いてしまいました。僕的にはどうにか毎日書いていきたいんですが、実はこの件では既に弁護士さんに入ってもらってまして、法務的な手続きでちょっと忙しい時期に差し掛かってます。

毎日更新ができるようになるのは、2月の終わりから3月ごろになりそう。それまで、どの程度継続して記事を書けるかが問題ですね。今まで、いくつかのブログを三日坊主で終わらせているので……。


「どうしてこうなった」を、10行でまとめてみる。

ともあれ、最初の記事を読んでくださった皆さんの興味は、「僕が1億2千万の借金を背負うハメになった経緯」に集約されていると思います。

慣例にならい、3行でまとめたかったんですが、収まらずに結局10行もかかってしまいました。以下、だいたい時系列です。

【1】

僕の実家は製造系の小さな工場。代表取締役社長だった父が2013年に末期ガンで急に亡くなり(ガン判明から5ヶ月)、それまで事務を担当していた母が社長に就任。

【2】

僕自身は長男ながら、父(前社長)の「子供には好きな道を歩ませる」「この工場は自分の代で終わらせる」という方針で、工場で働くことも、ましてや跡を継ぐこともなく、フリーランスとして独自に別の仕事(IT関係)をしていた。

【3】

母が社長に就任して1年ぐらい経った頃から、工場の経営が苦しいという話を母本人から聞き始める。経営が苦しくなった原因はいくつかあるのだが、これは今後の記事へ伏線として、ここでは省く(キーワードは「スキャンダル銀行」と「パラサイト社員」)。

【4】

2015年の春、「取締役が社長一人だけでは今後融資を受けたりするのにも不利」という理由で、母(社長)から工場の取締役に就任してほしいと請われる。自分の仕事への影響、工場に「何か」あった場合の自分自身への影響を考えると、手放しで引き受けるわけにはいかず、かなり抵抗した。

【5】

工場で懇意にしていた行政書士さんからも説得され、「お金がらみでの影響は何もないから」という言質を取り(密かに録音もした)、「工場の業務はほぼ何もせず、名義貸しだけ」という条件で承諾、6月に工場の取締役(専務)に就任。

【6】

2015年末、いよいよ工場の経営が不渡手形を出す直前まで追い込まれる。母(社長)は様々なところに金策に走り、僕や妹から借りるのはもちろん(2人合計で300万円)、さらには時折FAXで広告が入ってくる怪しい高利貸しまで利用して、なんとか不渡りは回避。

【7】

不渡りを回避できた翌日の夜、母(社長)が突然倒れる。担ぎ込まれた病院での診断は脳出血。集中治療室で3日間生死の境を彷徨ったが、クリスマス・イブの午後1時13分、62歳にて急逝。通夜・葬儀の喪主を務めなければならない最中、工場も状況的に僕が一旦、社長代行を務めることに。

【8】

工場の経営状態を初めて数字で確認。酷い有様で、このまま工場を続けることはほぼ不可能。破産させるにしても、いつ、どういう形で、という判断を迫られることに。そんな中、取引をしていた銀行から突然「話がしたい」という連絡が。

【9】

銀行から言われたことは以下の通り。
「オフクロさんの資産を相続放棄したとしても、工場潰すならオマエ自身に1億2千万以上の証書貸付と保証債務あるから払ってねwww ヨロピコwwwwww」

【10】

「ファーーーーーーーー!!?!?!??」



かいつまむとこういう感じです。正直、【8】から【9】【10】への話の飛び方がアクロバティック過ぎて、今コレを読んでる皆さんも、果ては書いてる私でさえも、「????」なのは間違いないでしょう。

【9】で、銀行と話をしたのが12月28日で、この記事を書いているのが1月27日ですから、今日でちょうど1ヶ月になりますが、実際、この1ヶ月は「何故こんなことになったのか」の謎を一つずつ解いていく作業の連続でありました……。

何せ、完全に理由を証言できたであろう母や父からは、もう二度と話を聞くことはできませんからね。


それが銀行側にとって有利に働いてるのが何とも腹立たしいですが。(←もちろん今後の記事への伏線)